俺は視力が悪いうえに鳥目で特に夕方ってか大禍時の急に陽が落ちる様な時間帯はとにかく見誤りが多い。
それはともかく今俺は自分が生まれた地元に住んでいる。実は地元に住むのは久々で珍しいことなんである。10代の後半から一人暮らしを初めて20代半ばには仕事もフリーランスとして個人で働いていた。その都合上引っ越しが増え引っ越し魔になってしまった。色々な過程の末4年前から地元に出戻った。
20年ぶりの地元は相当様変わりしていた。新鮮な気持ちで地元を夕方歩いていると以前はなかった場所にコンビニが出来ていた。
こんなとこにコンビニ出来たんやなあ・・・とか思いながらコンビニを素通りしようととするとコンビニ店員がこっちを向いて手を振っている。
多分同級生がコンビニの店長になり俺を見つけて窓越しに手を振っているのだ。
俺は数十年ぶりに会おうとする旧友を目前に心には映画ロッキーのロッキーとエイドリアンが抱き合う音楽が鳴っていた。
満面の笑みで俺も手を振りながらコンビニに近づいたらコンビニ店員は窓を拭いてただけだった・・・。
俺は駆け込み乗車に失敗したサラリーマンみたいなリアクションでその場を去るしかなかった・・・。


